パート看護師のメリットとデメリット

看護師がパートで働く最大のメリットは、自分の希望に添ったシフトで勤務できることです。病院に雇用されて常勤で働けば、自分の希望した日に休暇が取り辛いし、取れても月に1~2回だろう。またパート勤務なら、時間的にも余裕が出て、仕事よりもプライベートを優先することができるメリットもあります。

さらに、パート勤務なら、常勤に比較して残業が少ないメリットもあります。ところが、病院に雇用され常勤する看護師は、社会保障や福利厚生面では手厚く保証されているというメリットがありますが、パート勤務の看護師には、いまのところ保証されていないケースがほとんどです。

病棟で働く場合、常勤だと残業も多く、帰宅する時間が遅くなることもしばしばですが、パート勤務なら、そんなケースも比較的少なく定時で帰宅できる場合が多いです。そのため、パート勤務は、子育て真っ最中の人や、親の介護をする必要のある人、自分の趣味にも時間が割きたい人など、マイペースで働きたい人にとって魅力的な勤務形態です。

しかし、デメリットの面も考えておかなければなりません。待遇の面でのデメリットは、先にも少し触れましたが、パート勤務の看護師には、産休や育休、昇給、ボーナス、さらには有給休暇や退職金などがほとんどありません。プライベートをとるか金銭面をとるか、しっかり考えて勤務形態を選択しましょう。

看護師がパートとして働けるところは、病院やクリニックはもちろんのこと、介護施設や健診センターや、海外旅行などに同行するツアーナースなどさまざまな活動の場があります。勤務時間や給料や待遇面だけでなく、自分のライフスタイルにあったパート勤務ができる場所を選びましょう。